10/30の不安:村田沙耶香『コンビニ人間』について
今日あったこと
結局仕事が終わらず今日は会社で朝を迎えました。始発で帰ってきて2時間寝てその後また出社しました。きつい。。。なんでこんなに仕事あるんだろ。。
それで徹夜して仕事頑張ったわけですが、お昼に例のシニア技術者に怒られてしまいました。まあ正確に言えば怒られたというよりパワハラを受けたと言った方が近いのですが。
このご時世に若手社員にパワハラまがいの接し方をするのは時代錯誤です。まあ、もう65過ぎてる老人なので仕方ないと思うことにします。
ただ、65過ぎた老人とはいっても結構パワフルな感じなので厄介です。
経緯は、私が協力会社の方に出していた指示がうまく伝わっておらず間違った成果が上がってきて怒られたという感じです。
最初、お昼の時間に直属の上司に指摘され相談していたのですが、途中横から入ってきて
「あぁあ、お前はほんとに何もわかってねえんだな!」
「どうすんだよこれ、余計なことすんなよ」
「こりゃだめだな、ほんとなんもわかってねえ」
とお昼の時間に大声でまくしたててきました。その後、自分の席に戻ってからもブツブツ文句を言い続けるので腹が立ちました。
確かに情報がうまく伝わっていなかったという点は反省するべきだと思います。が、実際一本電話を入れて修正してもらっただけで済んだわけで、大した問題ではなかったわけです。それを騒ぎ立てて問題を大きく見せようとするのはどうかと思います。
私もイライラして久々に社内で声を荒げてしまいました。
それを見かねてかその件が落ち着いてから派遣さんがおにぎりとポッキーをくれました。「炭水化物とらないとダメだよ!元気でないよ!」と声をかけて頂きました。ありがたい。人の優しさに触れて泣きそうでした。
また終業時間ごろには滅多に声を掛けてこない、部長より偉い方に話し掛けて頂きました。その方は「よく社員のことを見てる」と言われている方なので、今日のお昼の件も見ていて自分を励ましてくれたのではないかと勝手に思っています。少し元気になりました。
ただ例のシニア技術者との業務は来年の6月ごろまで続く可能性があるので億劫です。。。転勤にならないかな。明日も億劫。はあ。。。
村田沙耶香『コンビニ人間』
前回の記事で以下のブログを運営されているasami622さんからコメントを頂きました。ありがとうございます。
それで、発達障害者の「生活環境」という言葉でタイトルの『コンビニ人間』のことを思い出したのした。
これを読んだ時に「生活環境を自分の手で整えていくこと」が発達障害者の生きる目的の一つなんだと考えさせられたのでした。
コンビニ人間に出てくる主人公古倉さんは少し発達障害者っぽいです。空気読めないところとか。。。その主人公が自分が過ごし易いように自分の身の回りの環境を整えていく姿が印象的だったのを覚えています。
具体的な内容は、読んだのが数年前なのであまり覚えていないので、当時私がamazonに書き込んだコメントを記載しておきます。
文学の中でいわゆる古典といわれている部類を読んだ時ほどに,心に沁みるような感覚はなかったけれど,なんだか読んで気が楽になった気がしました.
この本は現在も売れているようですが,果たしてこの本を購入した人のなかで,どれだけの人が古倉さんの気持ちを理解するだろうかと疑問に思いました.結局この本もいわゆる「普通」の人にはやりとして受け入れられているだけなのではないかという不安があり,是非とも多くの人が古倉さんの気持ちを理解してくれたらいいなと感じます.
感情の描写が少ないというコメントを見かけましたが,私はそこが気に入りました.主人公の古倉さんは彼女の皮膚一枚で完全に外界から独立した存在で,全く周りの変化に対して心が波打ちません.悟ってるなと感心しました.今はやりのマインドフルネスも突き詰めれば古倉さんみたくなると思います.「普通」でなければあそこまで悟らないと生きていけないよなとも思い,自分も古倉さんを見習うべきだと感じました.
それともう一つ,自分の過ごしやすい環境を自分の手で整えていくということが生きてることの一つの目的なのだと古倉さんから学びました.何事も自由度が低ければ,楽しむことは出来ないと思いますが,自由度の低い人間は何を目的に生きていくべきだろうかと常々考えていました.その一つの答えが過ごしやすい環境の創出かなと読んでみて考えました.いい本です,おススメします.
発達障害者およびグレーゾーンに属する人は不器用で出来ないことが多く、生活において自由度が低いわけですが、それで生きる意味を考えてしまったりするのかなと思うのです、、、(少なくとも私はそうでした。)
繰り返しになりますが、自由度が低い場合は、自分で過ごし易いように生活環境を整えること自体が生きることの意味になるのではないかなーと考えたのでした。
興味ある方は読んでみてください。
ちゃんちゃん。