アスペのグレーゾーンが不安を書くブログ

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アスペルガーグレーゾーン(仮)の社会人が日々の不安や気になる本について書くブログです。

11/17の不安:バスキア展に行ってきたー(近代美術史まとめ)

目次

今日あったこと

夜更かししていたので、日中はずっと寝ていました。それに仕事のことを考えると何もしたくなくなって。。。

夜はバスキア展に行ってきました。

知人から招待券を貰っていたので消費しなきゃ!と夕方に家を出ました。

ちなみにバスキア展は今日が最終日でした。かなり混んでました。チケット受け取るまでも時間が掛かったのですが、受け取った後も時間が掛かりました。

想像以上の人気です。

 

バスキア

www.basquiat.tokyo

ジャン=ミシェル・バスキアニューヨーク市ブルックリンで生まれたアメリカの画家で、グラフィティ・アートをモチーフにした作品で知られる。。。とのことです(Wikipediaより)。

27歳のときに薬物のオーバードーズで亡くなっています。夭折の画家ですね。

 

ZOZOの前澤さんが2017年およそ123億円で落札した作品が有名です。

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展覧会では最終日であったせいか音声案内が無料で配られていました。声の主はなんとあの吉岡里帆

作品に描いてある頭蓋骨はバスキアを象徴するモチーフの一つで、7歳の時に母親から貰った解剖学の本に由来するとのことです(音声案内より)。

1982年に来日し、雑誌BRUTUSで見開き2ページで紹介され、日本でもいち早く熱烈なファンができたとのことでした(音声案内より)。

 

作品の中には日本語であったり、「Made in Japan」の文字であったり、五重塔であったり、日本に関係するものが描かれているものもありました。

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ONION GUM MAKES YOUR MOUTH TASTE LIKE ONIONS.と書いてありますね。

「オニオンガムであなたのお口は玉ねぎ風味」

 

正直言うと、私には基本的にどれも落書きに見えてしまいました。。。。

なんだか落書きにこれだけの人が集まっているのは異様な感じです。が、サイズの大きなものはよく作り込まれていて、描かれているもの自体は落書きっぽいけれど全体として色や配置等がまとまっている印象を受けました。

Tシャツにしたらカッコよさそ~という感じでした。

 

また六本木にある美術館ということで集まる人もオシャレな人が多かったです。出光美術館なんかは年配の方が多いですが。。。

 

美術の形って色々ですね。岡本太郎もうまく描こうとしなくていいんだって言ってましたが。。。

良いものを見た気がしましたが、明日のこともあって気分は上がりませんでした。昨日行けばよかったかな。

 

近代美術史まとめ

最後に本紹介しておきます。

中ザワヒデキ『近代美術史テキスト』

artdiver.moo.jp

横浜市美術館で購入したのですが、ISBN(International Standard Book Number:世界共通で書籍を一意に特定する番号)が付いていません。厳密には書籍でないようです。

中身は手書きです。

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(写真は上記リンク先より引用)

文章が上手くて読み応えがあって勉強になります。

語彙力すごいな~って思っていたのですが、著者の方は芸術家でありながら医学部出てました。。。 

今回のバスキアも少し載っています。

バスキアは1970年代後半から1980年代前半に突如として現れた「ニュー・ペインティング現象」の流れの中に含まれるようです。

本書の中では、ニュー・ペインティングという言葉は以下の言葉と等価であると書かれています。

  • ポスト・モダン(建築用語出身)
  • ネオ・エクスプレッショニズム(表現主義)/ドイツ
  • トランス・アヴァンギャルディア(脱前衛)/イタリア
 
前へ前へと進む後期モダニズムが行き詰まった後、出てきたのが「ニュー・ペインティング現象」だということです。
モダニズムは前衛的過ぎるあまり、絵筆を持つことさえタブーとしたらしいのですが、結局その後、単に自己充足するだけの閉塞的な環境になってしまったようです。
(やっていることがあまりにも奇抜過ぎてみんなが楽しめる芸術じゃなくなっちゃったってことかな??)
その反動からか、また絵を描くという行為が蘇ってニュー・ペインティングなるものが出てきたということです。

前へ前へ進むものと違う方向に進むものがニュー・ペインティングなら、それが脱前衛と等価でであることは何となく理解できますね。。。

ニュー・ペインティングの特徴は以下の3つが挙げられています。

  1. ほとんどが表現主義的だったこと表現主義:広義には「ほとばしる色彩・情熱のタッチ」を身上とするような、作家の内面を吐露する美術を指す。)
  2. 美術史を知らない大衆でも共感できるイメージが多かったこと
  3. きわめて多くの若いアーティストが参加したこと

バスキアにも当てはまる感じがします。

 

目次は以下の通りです(上記リンク先より引用)。

【目次】

第1章 印象派
第2章 野獣主義と立体主義
第3章 ピカソゲルニカ」とマチス「ナスターチウムの花と≪ダンス≫」
第4章 戦前期20世紀美術
第5章 「ダダ」とは お馬ドウドウの意味
第6章 戦後アメリカ美術の誕生
第7章 ジョーンズとジョーンズ以後
第8章 フォンタナ「空間概念」
第9章 イヴ・クラインと三木富雄の時代
第10章 現在美術 (その1)
第11章 現在美術 (その2)
第12章 ネオ・ジオの真意
第13章 シミュレーション100%:ジェフ・クーンの「芸術?」
第14章 ヘタうま・パルコ・反イラスト
第15章 スージィー甘金とイラストの心
アーティスト名索引

 

興味ある方はご購入を!

美術館ってよくわからないですけど、とりあえず充実した気になりました。

ということで以上です。

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