11/20の不安:「人と人との繋がりで世の中全てが動いていること」になぜ気づかなかったか?
今日あったこと
今日は明後日の打合せ資料の作成で忙しかったです。
途中、資料を上司に見せて威勢よく説明したのですが、
最後の最後に上司が放った言葉は次の通りでした。
「次の打合せに行く意味わかってる??」
重いボディーブローが腹に突き刺さりました。
最初威勢よく喋っていた自分は最後には消え入るような声で喋っていたのでした。。。
出来ないやつだとまた思われてしまった。。。
ただ上司にどう思われているかとか、考えるのはもうやめよう。
別にポジティブに考えていい自由はあるのに、悪い方へ悪い方へ考えてしまうのは、
自分がそう考えたくて考えてるとしか思えない。
自分にはマゾ的なところがあるんだろう。。。
それにお昼には会社のレンタカーカードを紛失してしまってめちゃくちゃ焦りました。
資料の下にあったのですが。。。
ほんとダメですね。。。
人と人との繋がりで世の中全てが動いていること
今日みたいに資料を上司に見てもらったり、仕事で電話したり、社外の人に仕事をお願いしたりする度に神経を削がれるような思いがします。ストレスがすごい。
仕事って人と人との関係で成り立っているんですね。
当たり前のことですが、昔は想像できていませんでした。
高校生の頃までは、勉強さえ頑張れば報われる、社会で活躍できると思っていました。
何事も人と人との繋がりで動いているのに、なぜ成人するまで気づかなかったのでしょう。
ヒントのようなものが下記の書籍に載っていました。
広沢正孝『成人の高機能汎用性発達障害とアスペルガー症候群―社会に生きる彼らの精神行動特性』
成人の高機能広汎性発達障害とアスペルガー症候群―社会に生きる彼らの精神行動特性
- 作者: 広沢正孝
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: 単行本
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引用します。
以上より、高機能PDDの成人は、一般に次のような特徴をもった人物といえそうである。すなわち発達のごく初期から、他者が自分とは異なる固有の感情、思考、信条、意見などをもった別個の存在であることを直感的に理解する能力を十分にもっていない。さらに認知したものを「自分のものとして」統合する志向性をもちにくく、したがって、当然ながら自分もまた感情、思考、信条、意見などをもつ固有の存在であることをあまり認識しないで生きる傾向をもつ。「経験する自己」という感覚に乏しく、時に環境とは関係なく、時に環境刺激に直接縛られて自動的に生きるという特徴をもっている。
しかし、繰り返しになるが、彼らは成人になるまで社会の中で生育してきた人たちでもある。彼らは、彼なりの生き生きとした世界をも生きてきたはずである。(以下、略)
※Pervasive Developmental Disorder:広汎性発達障害(アスペルガー症候群を含む)
以前も記事に書きましたが、人が目の前にいることは理解できていましたが、その人が自分と同じ思考を持った個体であることを直感的に理解できていなかったんですね。
今の自分からは考えられませんが、当時そのことに気づいて、はっとした瞬間があったのを覚えています。
この文章のあと、Folk physics(大衆物理学)とFolk psychology(大衆心理学)の説明があります。
要はアスペルガーの人は、周囲の事象を体系化ないし分類化することで理解する志向性が強く、社会的存在として対象の動きを捉える力(周囲の事象を共感とともに把握しようとする志向性)が弱かったということです。
そのため、人と人との繋がりや関係性について理解が浅くなるのだと思います。
Flok psychology領域の視点の獲得が、他者の心の状態を読む能力(「心の理論」)の獲得、他者の感情の読み取り能力の獲得と緊密な関連をもつことは容易に推察される
ということで、改善するためにはFlok psychology領域の獲得が大事らしいです。
少し難しくなってしまいましたが、以上です。
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