7/13の不安:末永幸歩『13歳からのアート思考』ダイヤモンド社
今日あったこと
今日は終日、社外講習会に参加していました。
一日ひたすら講義を聞くような形で退屈ではありましたが、仕事をするよりマシかとも思いました。
ただ、朝が早く昨日眠る直前までスマホをいじっていたこともあってか寝不足で体調が悪かったです。。。
夜は一緒に参加していた後輩とご飯を食べに行きました。
大学時代はずっと孤独を感じていたので、こういった時間がとても幸せに感じられます。
帰りは電車に乗らず学生当時寂しい思いで眺めた同じ街の景色を眺めながら帰路につきました。
人生徐々によくなっていると信じたい(油断は禁物です)。
最近は精神的に安定してきているので、タイトルに「不安」と書きながらも大した不安を描いておりませんが、今後もブログは続けていく所存です。
よろしくお願いいたします。
末永幸歩『13歳からのアート思考』ダイヤモンド社
さて、タイトルの本、読んだのは確か4月頃だったと思われるのですが、記事にはしていませんでした。一つ心に残っていることがあり、今更ながらそれを書き留めておこうと思います。
本書の言いたいことは一言で言うと「『自分だけのものの見方・考え方』を大事にしよう」ということだと思います。恐らく。
現代社会は「VUCAワールド」であり、あらゆる変化の幅も速度も方向もバラバラで世界の見通しがきかなくなった時代であるため、「自分なりの答え」をつくる力を養うことが必要だと説かれています。
ちなみにVUCAとは以下に示す4つの語の頭文字をとった造語ということです。
- Volatility:変動
- Uncertainty:不確実
- Complexity:複雑
- Ambiguity:曖昧
そして自分なりの答えを作る力を養うためには、アート思考を身につける必要があるとされています。アート思考とは、「自分の内側にある興味をもとに自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの探究を続けること」だということです。
また、本書では、アート思考について理解を深めるために、20世紀に生まれた6つのアート作品が取り上げられています。なぜ、20世紀に生まれた作品ばかりなのか、というところが気になる方はぜひ本書を手に取って確かめてみて下さい。
「アート思考の本質は、たくさんの作品に触れたり、その背景知識を得たりして、『教養』を身につけることにはありません」とは説明されていますが、これら6つのアート作品に関する著者の解説はとても面白く読めました。
他方、20世紀に入ると、その状況が一変します。19世紀に生まれた「あるもの」が世の中に普及したことで、それまでアーティストたちを惹きつけてやまなかったゴールが大きく揺らぐことになったのです。
それ以来、20世紀のアーティストたちは、自分自身のなかに「興味のタネ」を見い出し、そこから「探究の根」を伸ばすことで「表現の花」を咲かせるというプロセスに、かなり自覚的に取り組むようになりました。つまり20世紀のアーティストたちには「アート思考の痕跡」がかなりはっきりと認められるのです。
なぜ20世紀の作品ばかりなのか、勘のいい方ならもう気づきましたかね。。。
それで、一つ私の心に残ったことは何かというと、上記引用部分の『自分自身のなかに「興味のタネ」を見い出し、そこから「探究の根」を伸ばすことで「表現の花」を咲かせるというプロセス』のことです。
この「表現の花」をもつ「アートという植物」を育てる人こそが、アーティストであるということらしいのです。
ということは、芸術に関わらず、上記のプロセスを踏めば私もアーティストたりうるということなんですよね!
これはとてもワクワクすることだと思います。
自分もアーティスト。。。
私にも「興味のタネ」はありますし、「探究の根」を伸ばすことはできると思います!「表現の花」を咲かせるというのが一番難しいかもしれませんが。。。。
今興味を抱いている分野で勉強を続けて、何かしらアウトプットできれるようなればなーと思います。
今日は以上!